グローバル化と鎖国 その七

 新型コロナウイルス感染症は、瞬く間に世界中に広
がりました。
 各国は、競って国境を閉鎖し、鎖国化しました。

 その中でも徹底的に国境を閉鎖したのは、サモアな
ど太平洋島嶼国です。
 域外諸国との人流・物流を欠いても成り立つ、経済
的基盤が維持されていました。
 その結果、新型コロナウイルス感染症の感染は、ゼ
ロないし数名に留まっています。

 一方、グローバル化を推し進めてきた「先進国」は、
軒並みに大打撃を被っています。
 衛生対策が進んでいるにも関わらず、感染は拡大の
一途を辿りました。
 原料や部品の輸入が滞り、感染が下火になっても、
経済の立て直しには時間がかかりそうです。
 国際分業が、足かせになっています。

 これまで同様な国家に立脚したグローバル化では、
限界があります。
 地域に根差しながら地球市民を目指すグローバル化
が、問われています。          < 完 >

   グローバル化と鎖国 その六

   グローバル化と鎖国 その五

   グローバル化と鎖国 その四

   グローバル化と鎖国 その三

   グローバル化と鎖国 その二

   グローバル化と鎖国 その一

 写真は、船乗り達が恐れおののく「南緯40度台」の
激しく上下動する船尾の様子です。

フォーボー海峡 横断 船上

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       前回の問題 解答
 「鼬」は、「イタチ」です。
     

 
        今日の問題 
 江戸時代から明治時代にかけて、諸外国との交流拡
大に伴い、三日狐狼狸(みっかころり・コレラ)が、大
流行します。
 日清戦争後の第五次流行における致死率は、どれ程
だったでしょう。
    A 約13%
    B 約33%
    C 約53%
    D 約73%
    E 約93%

 
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