グローバル化と鎖国 その四

 「鎖国」によって国内的にも対外的にも平穏な日々を
送れると、喜んでいる人々ばかりではありません。
 ヨーロッパ諸国に対抗して、「拡大再征戦」を始める
べきという考えが、ペリー艦隊の来航を前後して、急
速に高まります。
 長州藩士や薩摩藩士などによる「尊王攘夷論」です。

 攘夷論の矛先は、当初はアメリカやイギリスなどへ
向けられました。
 やがて自らの非力を悟ると、より非力な琉球・台湾
・朝鮮へ矛先を向けていきます。

 倒幕へ立ち上がった勢力は、明治政府から、大日本
帝国へ、さらに大東亜共栄圏へ、突き進みます。
                 <つづく>

   グローバル化と鎖国 その三

   グローバル化と鎖国 その二

   グローバル化と鎖国 その一

 写真は、船乗り達が恐れおののく「南緯40度台」の
激しく上下動する船尾の様子です。

フォーボー海峡 横断 船上

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       前回の問題 解答
 小櫃川は、薪や炭の集散地に由来して、久留里川と
も呼ばれます。
     

  
        今日の問題 
 攘夷論の夷狄が指す四つの異民族は何でしょう。
                 

 
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