グローバル化と鎖国 その二

 ヨーロッパ諸帝国による地球分割戦争に加わる動き
が、日本でも起こります。

 群雄割拠の戦国時代を制し、諸大名を束ねる「日本
国王」に上り詰めた豊臣秀吉は、中国・フィリピン・イ
ンド・・・を従える「大王」を夢想します。
 先陣を切った朝鮮で手痛い反撃に遭い、野望は頓挫
を来しますが。

 秀吉の野望は、どこから来たのでしょう。
 織田信長の後を継いで以降、次々に対抗勢力を圧倒
し、勢いに乗じた面もあるでしょう。
 本質的には、「拡大再征戦」に立脚していたと思われ
ます。

 秀吉に服属しない大名に戦を仕掛けて撃破すれば、
敗れた大名の領地を、秀吉配下の大名達に分与できま
す。
 日本国中を平定すると、国内に新たに分与できる領
地がなくなります。
 秀吉配下の大名達に分与する領地は、国外に求めざ
るをえません。
 秀吉による朝鮮出兵は、「拡大再征戦」の第一弾でし
た。              <つづく>

   グローバル化と鎖国 その一

 写真は、船乗り達が恐れおののく「南緯40度台」の
激しく上下動する船尾の様子です。

フォーボー海峡 横断 船上

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       前回の問題 解答
 旧茂木邸(現・野田市郷土博物館・市民会館)が建てら
れた翌年の1925年、日本初のラジオ放送が開始されま
した。
     

 
        今日の問題 
 第二次朝鮮出兵(慶長の役)から二年後、イギリスは
東洋における植民活動のために、何を設立したでしょ
う。
                 

 
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