出雲が特別な地である理由の第三は、藻の特産地で
あったことが考えられます。
科学技術が発達した現代でも、稲作は自然の営みに
大きく左右されます。
まして稲作が伝来して間もないころは、気温の違い
や気候の変動によって、稲の出来不出来が年ごとにか
なり違っていたでしょう。
気候や害虫や様々な病気にデリケートな稲に比べ、
藻は採っても採っても毎年大量に生えてきます。
古代の人々は、藻の生命力と再生力に驚き以上のも
のを感じていたでしょう。
島根半島が陸続きになる以前の古・出雲内海に、藻
が非常にたくさん生えていたことは、地下の掘削調査
によって明らかになっています。
「いつ=厳=神聖なこと」と「も=藻」が繋がり、「い
つも → いづも → 出雲」となったとも考えられます。
神聖な藻が生えている自然環境は、神々が集う地に
相応しかったでしょう。 < つづく >
写真の出典『大社 ぶらっとまち歩きマップ』
出雲観光協会
神無月・神有月 その四
前回の問題 解答
映画『サバイバル ファミリー』で、全面的に停電
していた期間は、「二年半」です。
今日の問題
出雲大社と同じ北緯35度台にあって、日本最大の湖
はどこでしょう。
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