闘竜灘 加古川中流(兵庫県)

 兵庫県を流れる川で約96kmと最大なのは、加古川です。
 加古川は、河床の勾配が緩くて舟運に適し、播磨地方の大動脈をなしていました。

 そのような加古川にも、難点がありました。
 河口から35kmほど遡った地点が、巨大な岩に覆われた瀬や滝になっているからです。
 その名は、恐ろしげな「闘竜灘」です。

闘龍灘 岩の起伏

 これでは川船が通れません。
 江戸時代、加古川上中流域から集めてきた荷を闘竜灘の手前で川船から降ろし、闘竜灘を過ぎた地点で川船に積み換えて下っていました。
 明治時代になると、ダイナマイトが利用できるようになります。
 闘竜灘でも開削工事が進められます。
 その結果「堀割水路」が完成し、舟運や筏流しが発展します。

闘龍灘 堀割水路

 闘竜灘は、鮎漁の名所でもあります。
 闘竜灘沿いに建つ宿で、闘竜灘を眺めながらの鮎の塩焼きは格別でした。

闘龍灘 鮎

 
〈 筑波山と鬼門封じ 〉筑波紀行その九

 
 
 

      前回の問題 解答
 英語でwinter melonと言われている植物は、トウガンです。
    
 

 
      今日の問題  
 闘竜灘の最寄り駅(加古川線)は、何駅でしょう。
        

 

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