家庭菜園のトウガンが、花咲き、実を付けています。
トウガンは、8月から9月に収穫するので、「夏野菜」に入ります。
ただし、立秋を過ぎるので、季語としては「秋」になります。
収穫した後、常温で冬まで保存できるので、漢字では「冬瓜」と書きます。
この「冬瓜」は、元来は「トウグワ」と呼んでいたものの、いつしか「トウガン」と呼ばれるようになったとも伝えられています。
江戸時代、トウガンの個体は大きいため、庶民にとって一個丸ごと買うのは躊躇せざるを得ません。
そこで、朝食の味噌汁一杯分に当たる、トウガンの切り売りを始めたところ、これが大ヒットします。
この企画により巨富を築いた人物の名は、「冬瓜仁右衛門」と言われます。
なお、この話の出典は、講談師・馬場文耕による『武野俗談』です。
前回の問題 解答
「崩れ川」が由来とされ、東尋坊のすぐ西に河口があるのは、九頭竜川です。
今日の問題
英語でwinter melonと言われている植物は、何でしょう。
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