六月下旬、種から育てたヨルガオが、グン
グン蔓を伸ばしています。
ある日、二階まで伸びたヨルガオを見ると、
蔓に青虫がいます。
周りを見れば、青虫がウジャウジャいます。
よくよく見れば、葉という葉が、軒並み食
い荒らされています。
これでは、今年のヨルガオはあきらめなけ
ればなりません。
八月、ヨルガオは再生しました。
青々とした葉を、地上から二階まで茂らし
ました。
八月下旬、ヨルガオは闇夜を大輪で照らし
始めました。
その時点では、三ヶ月前にみすぼらしい姿
と化したことも、その惨状をもたらした青虫
のことも、すっかり記憶から遠ざかっていま
した。
十月上旬、ユズを植えている鉢に、ふと目
が留まりました、
そこにじっとうずくまっていたのは、青虫
でした。
周囲を観察しても、仲間はいません。
たった一匹です。
大勢の青虫が寄ってたかってヨルガオを食
い物にしていた時は、憎らしくて憎らしくて
はらわたが煮えくりかえりました。
それにもかかわらず、初冬のような寒気が
訪れた朝に、目だけ上向きにして動きもしな
い青虫がいじらしく愛らしく感じられるのは、
どうしてでしょう。

前回の問題 解答![]()
標高25mにある船越鉈切神社の本殿は、縄
文時代にできた洞穴の中にあります。
今日の問題
青虫は、どの季節の季語でしょう。
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幼虫を育てて羽化させました。
http://blogs.makusta.com/okadadado/2019/05/03/アゲハ蝶がミカンの葉に卵を産み付けています。/
貴重な観察記録を、ありがとうございます。