姶良カルデラの北側一帯に、シラス台地が
広がります。
シラス台地の北側に聳えるのが、霧島火山
群です。
二万九千年前ごろに起きた姶良カルデラの
超巨大噴火よりさらに遡ること三十四万年前
ごろ、加久藤カルデラの超巨大噴火が起きま
した。
しばらく経って、加久藤カルデラの南縁で、
火山活動が続発し、霧島火山群が形成されま
す。
霧島火山群、とりわけ麓から山容が一望で
きる高千穂峰は、神の山と崇められます。
東シナ海方向から吹く風は、霧島火山群に
当たり、大量の雨を降らせます。
雨は、火山灰層に染み込み、麓で湧出しま
す。
年間を通して絶えることなく飲み水を提供
してくれる山は、さぞかし神々しく思えたの
でしょう。
古の人々は、山上に社を建立します。
社が噴火によって焼失すると、標高を下げ
て新たな社を建立します。
最終的に建立されたのが、現・霧島神宮です。
霧島神宮の境内に、「樹齢 八百年」とされる
スギの古木が立っています。
豊かな降水と湧水を象徴する、神木です。
前回の問題 解答
フェアバンクスからデナリを経由してアン
カレジへ至るアラスカ鉄道は、デナリスター
路線と呼ばれます。
今日の問題
霧島火山群の中で、2011年に大噴火したの
は、何山でしょう。
A 阿蘇山
B 韓国岳
C 新燃岳
D 高千穂峰
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