日本の食文化は、肉が中心ではなく、米が
中心でした。
米が主食であり、おかずは野菜や大豆製品
がほとんどを占めていました。
魚は、たまに食べる程度でした。
鶏卵は、貴重品でした。
まして肉は、めったに口にできません。
特別なお祝いの際に、飼っているニワトリ
を捌くぐらいです。
ブタやウシに至っては、よほどのことがな
い限り、屠殺できません。
衰弱して働けなくなったなど、やむをえな
い時に限られました。
近世までの日本社会におけるウシは、牛肉
用や牛乳用ではなく、日々の力仕事に役立て
るための存在でした。
文字通り、動力源でした。 <つづく>
〈 すき焼き 〉
世界を牛耳るウシ その6
〈 牛の力 〉
世界を牛耳るウシ その5
〈 赤ベコ 〉
世界を牛耳るウシ その4
〈 月への捧げ物 〉
世界を牛耳るウシ その3
〈 神様の乗り物 〉
世界を牛耳るウシ その2
〈 丑の年の、丑の日の、丑の刻の生まれ 〉
世界を牛耳るウシ その1
前回の問題 解答
中国の東北部を東西に横切る鉄道は、当時
の中国王朝・清に因んで、東清鉄道と呼ばれ
ていました。
今日の問題
明治維新から五年後に食肉が解禁されたのは、
どのような人々でしょう。
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