天満宮をはじめとして、日本各地の寺社に、
横たわった牛の像が設置されています。
御神牛を撫でた後、自分の同じ部位を撫で
れば、その部位が良くなると、言い伝えられ
てきました。
牛は、人類にとり、まずもって聖なる存在
でした。
カトゥマンドゥー(ネパールの首都)を訪れ
た際、街中にウシが溢れているのに、大変驚
きました。
ウシ達は、歩き回ったり、寝そべったり、
水を飲んだり、餌を食べたり、用を足したり、
自由気儘です。
タクシーの運転手は、道路を占拠している
ウシ達が自ら移動してくれるのを、じっと気
長に待ち続けます。
野良イヌや野良ネコならぬ野良ウシに対し
て、かくも寛容なのは、ネパールの人々にと
って、ウシはウシであってウシでなく、御牛
様だからです。
ネパールの人々は、神様は牛に乗って現れ
ると信じています。
人間は、神様のお姿を直接拝見することが
叶いません。
ただし、神様が乗られている牛なら、見ら
れます。
それゆえ、牛がいればそこに神様が乗られ
ているかもしれないと思って、決して牛をウ
シ扱いしないのです。 <つづく>
〈 丑の年の、丑の日の、丑の刻の生まれ 〉
世界を牛耳るウシ その1
前回の問題 解答
アメリカン・パブリック・メディアの分析で
は、新型コロナウイルス感染症による人口十
万人当りのアメリカでの死者数が、「白人」は
28.5人、「黒人」は65.8人です。
今日の問題
天満宮をはじめとする日本各地の寺社に設
置された牛の像の頭部を撫で、さらに自分の
頭部を撫でれば、どうなると信じられている
でしょう。
夢を実現する学習塾 開 進 学 園
ホームページ