鳥取県の海岸線を代表するのは、東部に位置する鳥取砂丘に対して、西部に位置する弓ヶ浜です。
弓ヶ浜・弓ヶ浜半島は、南北およそ20kmもあり、日本最大の砂州です。
その昔、中国山地から日野川によって運ばれた砂が堆積して、日本海上にあった小島と繋がり、広大な砂州が形成されました。
山に住むというヤマタノオロチは、里の村々を幾度となく襲いかかってきた話が、伝承されています。
これは、緩やかな流れが時として荒れ狂う流れと化し、下流域に多大な被害をもたらした実話が基になっていると思われます。
沖合に横たわる島根半島に向かって、北へ北へと伸張した弓ヶ浜・弓ヶ浜半島は、西側に中海を形成します。
その中海と、中海の西側に続く宍道湖で、干拓事業が計画されました。
しかし、二つの湖が干拓されれば、水質の悪化は避けられません。
そこで干拓事業に反対する住民運動が湧き起こり、すでに851億円を使っていた干拓工事を中止に追い込みました。
清らかな中海と宍道湖は、守り抜かれました。
弓ヶ浜・弓ヶ浜半島は、「日本の渚百選」・「日本の白砂青松百選」の風向を、今に残しています。
前回の問題 解答
「セリ・ナズナ・・・」の七草の中で、「ペンペン草」とも呼ばれるのは、ナズナです。
今日の問題
ねずみ男駅から鬼太郎駅まで、弓ヶ浜半島の南北を縦貫している鉄道は、何線でしょう。
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