野島崎から西方へ約3.5km進むと、岩礁を先端
にした三角形のような砂浜が広がっています。
岩礁は御神根島、砂浜は根本海岸と、呼ばれま
す。
若山牧水は、この根本海岸を、二年に渡って訪
れています。
百首近い短歌を詠んでいる中で、代表作とされ
るのは、次の作品です。
白鳥は哀しからずや海の青
そらのあをにも染まずただよふ
「白鳥」を、「ハクチョウ」と読めば、特定の鳥種
に限定されます。
「白鳥」は、「シラトリ」と読んだ方が、無限の可
能性を秘めた青年・牧水にふさわしいでしょう。
「海の青」と「そらのあを」との対比は、得恋に突
き進む熱情と失恋に沈む憔悴を、暗示しているか
もしれません。
前回の問題 解答
タスマニア島周辺海域の冬の海水温が12℃まで
上昇したため生息が急増し、日本への輸出が急速
に拡大している海産物は、ウニです。
今日の問題
根本海岸の歌碑にある、次の短歌を詠んだの
は、誰でしょう。
大島の山のけむりのいつもいつも
たえずさびしさわが心かな
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