現・江戸川を通じて江戸湾へ流れていた利根川
の水路が銚子口へ変更され、さらに洪水によって
潮来を経由していた水路が佐原を経由するように
なると、佐原は利根川下流域で一番繁栄する商都
となります。
その鍵をなすのは、利根川へ南方から流れ込む
小野川沿いの河港です。
小野川沿いには、問屋が建ち並びます。
舟運によって運ばれた荷物を降ろし易いよう
に、路面より下がって水面に近い、「だし」と呼
ばれる張り出しが作られます。
現代まで残る「だし」は、荷の積み替えで繁忙
を極めた往時を思い起こさせます。
小野川沿いを中心にして、たくさんの商家が建
てられました。
その中には、伊能忠敬の旧宅もあります。
それらの建物や川沿いの風景などを含めて、
「伝統的建造物群保存地区」に指定されています。
〈 飛び立つ水鳥 〉 房総紀行
〈 残雪を背に紅梅が舞う 〉 房総紀行
前回の問題 解答
次の( )に入る語句は、 ① が(強大)で、 ② が
(弱小)です。
我々が平和に暮らすことを望むならば、我々
は祖国の( ① )さを望むべきでなく、むしろその
( ② )さを喜び、そのために協力せねばなりませ
ん。
『愛国主義か平和か』
トルストイ 著 北御門二郎 訳
地の塩書房
今日の問題
伊能忠敬は、何回結婚したでしょう。
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