『 一寸延びれば尋延びる 』 九月の開進学園だより

 「一寸」は、旧来の度量衡で「約3.03cm」という長さを表します。
 「一寸」は同時に、「わずかな長さ」や「わずかな時間」をも表します。
 一寸の光陰軽んずべからずは、「わずかな時間でも、無駄に過ごしてはならない」と、戒めています。

 一寸の虫にも五分の魂は、「どんな虫でも、どんな人間でも、軽んじてはいけない」という意味で用いられます。
 「五分は、「約1.52cm」という長さや、「約1.875g」という重さに当たります。
 そこで、旧来の度量衡をメートル法に換算すれば、「約3.03cmの虫にも、約1.52cmの魂がある」ないし「約3.03cmの虫にも、約1.875gの魂がある」となります。

 1822年に、改正度量衡法が改正されました。
 旧来の度量衡からメートル法へ統一されて、今年で100年になります。

 度(長さ)も、量(体積)も、衡(質量)も、その他の計測単位も、メートル法一色になりました。
 それでも旧来の度量衡は、日常生活のそこここで受け継がれています。

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       前回の問題 解答
 スピッツベルゲン島を主島とし、名前を「寒い海岸」に由来するのは、スヴァールバル諸島です。
 
 

 
        今日の問題 
 現在流通している硬貨のうち、一匁ちょうどの重さ(3.75g)は、何円玉でしょう。

 
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