今日も難しい質問がありました。
「クレオパトラの美しさは、比類のないというものではなかった。見る人々を、深くとらえるほどでもなかった。」と、プルタルコス(ローマ時代の思想家)は記しています。
それならなぜ、クレオパトラが世界史上で最大級の美女と讃えられているのでしょうか。
歴代エジプト女王達と同様、一日に三回以上も入浴して、身だしなみを整えたでしょう。
目元を縁どるなど、化粧にも時間をかけたでしょう。
豪華な装飾品で、身を包んだでしょう。
そんなことよりも、鼻の高さよりも、大事な面がありました。
クレオパトラは、七種の言語を流暢に話し、ギリシア人以外の人々とも会話で惹きつけたと言われています。
深い知性と豊かな教養が、内面から美しさを際だたせたのかもしれません。
開進学園 ホームページ