江戸時代の花見は、ご馳走を何日も前
から支度し、服装は数週間もかけて仕立
てたと、伝えられています。
一年に一度の料理と晴れ姿を整えて、
花見が行われました。
女装した男性もいれば、男装した女性
もいます。
町人が武家風に、武士が町人風に、変
装することもありました。
堅苦しい身分秩序に貫かれた普段の生
活から抜け出せる、またとない機会が、
花見でした。
江戸幕府が江戸の街のあちらこちらに
サクラを植樹して花見の名所を設けたの
は、民衆が抱いている日頃の鬱憤を発散
させる役割も、果たしていたのではない
でしょうか。 <つづく>
人里のサクラ 山里のサクラ その九
人里のサクラ 山里のサクラ その八
人里のサクラ 山里のサクラ その七
人里のサクラ 山里のサクラ その六
人里のサクラ 山里のサクラ その五
人里のサクラ 山里のサクラ その四
人里のサクラ 山里のサクラ その三
人里のサクラ 山里のサクラ その二
人里のサクラ 山里のサクラ その一
前回の問題 解答
下記の歌で、作者は「血汐」を「ほのほ」
と、読ませています。
燃えさかる血汐に似たる思ひして
秋の今宵ぞ息吹のあつき
今日の問題
大江匡房の次の歌の「 」に入る語句は、
何でしょう。
高砂の「 」咲きにけり
外山の霞立たずもあらなむ
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