「燃えさかる」 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 開進学園叢書・歌集『香る代に』
(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、
「燃えさかる」に因んだ短歌を、三首紹介
します。

  

 燃えさかるほのほも消ゆる時あらば 
  さむき思ひを如何にて過さん 

 燃えさかる血汐に似たる思ひして 
  秋の今宵ぞ息吹のあつき 

 もえさかる命の炎吾すらも
  消えぬ思いに歩みゆく日々 
 
shikishi harimado (2)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

     前回の問題 解答
 伊勢大輔の次の歌の「 」に入る語句は、
八重桜です。
  いにしへの奈良の都の「 」
   けふ九重ににほひぬるかな

 

      今日の問題 
 上記の第二首で、作者は「血汐」を何と
読ませているでしょう。

  燃えさかる血汐に似たる思ひして 
   秋の今宵ぞ息吹のあつき 

 

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