人里のサクラ 山里のサクラ その一

 その昔、花と言えばウメを指す時代が
ありました。
 万葉集に取り上げられている花は、ウ
メが断然多く、サクラは少数です。
 当時の文化が中国の影響を強く受けて
いたため、文献に残されている花は、ウ
メが多数を占めています。

 ただし、文字を理解できるごく一部の
人達だけが、ウメを大事にしていたわけ
ではありません。
 ウメは、昔も今も、梅の実をもたらし
てくれる果樹です。
 梅の実は、そのまま食べるというより、
梅干しなどにして、長期に渡って保存で
きるので、他の果樹に比べ、非常に貴重
な存在です。

 花を愛で、香りを楽しむのは、都の限
られた人達だけだったでしょう。
 大半の人々にとって、ウメは大切な果
樹であったに違いありません。
             <つづく>

sakura hanabira 2019
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     前回の問題 解答
 ポルトガル語で「なんて美しいんだ」を
表すのは、「オ リンダ」です。

      今日の問題 
 万葉集に詠まれているウメの歌は、
119首です。
 では、サクラの歌は何首でしょう。
   A  4首
   B 14首
   C 24首
   D 34首
   E 44首

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