その昔、花と言えばウメを指す時代が
ありました。
万葉集に取り上げられている花は、ウ
メが断然多く、サクラは少数です。
当時の文化が中国の影響を強く受けて
いたため、文献に残されている花は、ウ
メが多数を占めています。
ただし、文字を理解できるごく一部の
人達だけが、ウメを大事にしていたわけ
ではありません。
ウメは、昔も今も、梅の実をもたらし
てくれる果樹です。
梅の実は、そのまま食べるというより、
梅干しなどにして、長期に渡って保存で
きるので、他の果樹に比べ、非常に貴重
な存在です。
花を愛で、香りを楽しむのは、都の限
られた人達だけだったでしょう。
大半の人々にとって、ウメは大切な果
樹であったに違いありません。
<つづく>
前回の問題 解答
ポルトガル語で「なんて美しいんだ」を
表すのは、「オ リンダ」です。
今日の問題
万葉集に詠まれているウメの歌は、
119首です。
では、サクラの歌は何首でしょう。
A 4首
B 14首
C 24首
D 34首
E 44首
夢を実現する学習塾 開 進 学 園
ホームページ