卵の殻を素材とした、手作りのお雛さま。
寄贈して頂いてから、二十四年目を迎えます。
女雛は、愛らしい表情。
衣装も、扇も、美しさは変わりません。
男雛は、凛々しい顔立ち。
冠も、刀も、極まっています。
塾生のお祖母様は、ひいお祖母様のお世話をしながら、お雛さまを作って、学園に寄贈して下さいました。
しかし、看護は命を縮めてしまいます。
塾生は、「生と死」をテーマにした表現学習で、次のように書いています。
「・・・ いろいろな世話で疲れてしまったのか、ひいおばあちゃんよりおばあちゃんの方が先に天国へ行ってしまいました。 ・・・ 」
お祖母様--、天国からご覧になっていらしゃいますか--。
お雛さまは、二十四年間少しも変わることなく、優しく生きることの大切さを教え続けて下さっていますよ--。
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