鬼との共生

 「福は内」「鬼は外」
 節分の日、鬼は豆をぶつけられたり
散々な目に遭っていることでしょう。

 ただし、日本の中には、それとは異
なる光景もあるようです。
 『厄除け』(佐々木勝著 名著出版)
によれば。

 鳥取県の一部では、敷居に豆を三粒
置くそうです。
 静岡県の一部では、手桶に米の磨ぎ
汁を入れて置くそうです。
 いずれも、鬼へのお供え物です。

 東京都の一部では、お供え物を用意
したら鬼を招いて戸を閉め、十二時を
過ぎたら鬼を送り出すそうです。
 鬼の宿を務めるのです。

 鬼を排除し迫害するばかりでは、鬼
との溝は深まるばかりです。鬼は、ま
すます凶暴になります。
 人間には人間としての立場があり人
権があるのと同様に、鬼にも鬼の立場
があり鬼権があるはずです。

 鬼と仲良くするまではいかなくとも、
せめて人間と鬼が反目せずに干渉せず
にそれぞれの生活を送れるといいので
すが。
 「福も共に」「鬼も共に」
 

yakuyoke

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 
      前回の問題 解答
 巨人で4番バッターを務め、背番号の
4が永久欠番となった選手は、黒沢俊夫
です。

 

 

        今日の問題 
 小豆島では、正月三が日疱瘡神と風邪
の神にどのように対応するのでしょう。

 

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