カメが長寿の象徴と考えられてきた第三の理由
は、「変温動物であること」です。
カメは、周囲の温度の変化に応じて、体温が変
動します。
ウミガメを除き、気温が下がる冬を迎えると、
水の底や泥の中で、冬眠しなければなりません。
冬眠している間、カメの心臓は、一分間に一回
~二分間に一回、動くだけです。
寝ても覚めてもせわしなく動き続けるヒトに比
べ、カメは心臓の負担が非常に少なくなっていま
す。
肺呼吸をせずに、皮膚呼吸だけで必要な酸素を
まかなえます。
水温が15℃ぐらいになると、呼吸をするために
水面へ浮かび上がります。
水温が20℃を超えると、餌を探したり、陸上へ
上がったりします。
寒い期間中の長い冬眠・冬眠からの再生・暑い
期間中の長い夏眠・・・というカメの生活を観察
してきた古代の人々は、「カメは長生きする」と思
ったに違いありません。 < つづく >
前回の問題 解答
『帯刀禁止令』は、『廃刀令』とも呼ばれてい
ます。
今日の問題
ウミガメは、冬眠する代わりに、寒さにどのよ
うに対処するのでしょう。
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