ヴァイキングの子孫が去った後、カラーリット・ヌナート(グリーンランド)に残ったのは、モンゴロイドのイヌイットの人々でした。
エリクをはじめとするヨーロッパ人がやって来る遙か以前から、カラーリット・ヌナートは、イヌイットの人々の島であり、「グリーンランド」ではありません。
エリクが「牧草が生い茂る緑の大地」を夢見たとしても、氷の島は厳然として氷の島であり続けます。
極北の島にあっては、極北の地の理に従う者のみが、住むことを許されます。
イヌイットの人々は、極北の島に生息する生き物のみを、食材の糧としました。
極北の島に存在する物のみを、生活の糧としました。
それ故に、4500年もの長きに渡って、カラーリット・ヌナートに住み続けることができました。 < つづく >
東へ進むモンゴロイド・西へ進むコーカソイド その1
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前回の問題 解答
博報堂生活総合研究所による「どのような時間を増やしたいですか」の調査で、2002年も2012年も2022年もいずれも六位だったのは、「ひとりですごす時間」でした。
今日の問題
カラーリット・ヌナート(グリーンランド)で、氷床や万年雪で覆われているのは、何%でしょう。
A 約100%
B 約90%
C 約80%
D 約70%
E 約60%
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