カテゴリー別アーカイブ: 学習ネットワークを考える会

赤梨 青梨

 鎌ヶ谷の梨を頂きました。
 千葉県は、梨の生産が第一位です。
 県内の市町村別梨栽培面積は、
  第一位 白井市
  第二位 市川市
  第三位 鎌ヶ谷市
の順になっています。
 梨は、世界的に三区分されます。
  和梨(日本梨)
  中国梨
  洋梨
 果皮の色からは、二つに区分されます。
  赤梨 幸水など
  青梨 二十世紀など
 熱を下げたり、のどの不快な症状を改善して
くれる梨を、大事に味わいたいと思います。 

 
 12月のわくわく学習会は、「色の文化
赤と白と青と」がテーマです。
 赤と白の対比が目立つ中、梨の世界では
赤と青が対比しています。

 
    < 12月のわくわく学習会 >
 と き  12月19日(土) 14時~15時
 ところ  開進学園
 テーマ  色の文化 赤と白と青と
 参加費 100円
 連絡先  電話  043-273-6613
       メール wakuwaku@kaishin.jp.net

    starblue 前回の問題 解答 starblue
 五行説では、五色を次のように配当しています。
    木ー青
    火ー赤
    土ー黄
    金ー白
    水ー黒
     starpink 今日の問題 starpink
 青と赤と白に三区分される果物は何でしょう。
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色の文化 赤と白と青と

 年の瀬が迫り、紅白歌合戦が話題に上るように
なりました。
 女性と男性が紅組と白組に別れて歌合戦を
する形式は、日本独特のようです。
 運動会でも赤組と白組に別れて競うなど、
日本では赤と白が対比される場面が数多く
あります。
 その一方、赤と青の対比もよく目にします。
 代表的なのは、赤鬼と青鬼です。
 陰陽説で対比されるのは、陰の青と陽の赤です。
 このような色に関わる日本文化について、赤と
白と青を中心に、考えていきます。

 
    < 12月のわくわく学習会 >
 と き  12月19日(土) 14時~15時
 ところ  開進学園
 テーマ  色の文化 赤と白と青と
 参加費 100円
 連絡先  電話  043-273-6613
       メール wakuwaku@kaishin.jp.net

   starblue 前回の問題 解答 starblue
 「山崎山」です。
     starpink 今日の問題 starpink
 五行説では、色をどのように対比しているでしょう。
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丙午の日

 次の風説は、明らかにまちがっています。
 「丙午の年に生まれた女性は、とんでもない
悪女になる」
 「丙午の年は、災害が多い」
 丙午は、六十干支で第四十三番を表す、
単なる符号にすぎません。

 王朝が替わる度に年号が変更されて、年を
数えるのに混乱するので、通し番号として、
年に六十干支が中国で用いられ始めたのは、
今から2100年前ごろのことです。
 一年一年に六十干支の通し番号を用いるより
はるか昔、一日一日に六十干支の通し番号を
用いていました。
 今から3000年前ごろからと推定されています。

 明治5年11月9日、明治政府は暦の変更を
突然発表します。
 「12月3日から12月30日を無くする」
 「12月2日の翌日を、1月1日とする」
 翌年の暦がすでにできあがっている時期の
改暦に、世の中は大混乱に陥りました。
 そんな世相をよそに、干支日は3000年来と
同様、変わることなく、連綿と時を刻み続けて
きました。

 11月26日は、丙午。
 60日後の1月25日も、丙午。

 詳しくは、 月刊 学びあう輪
『 丙午 「火ーのー兄ーうま」から「ヘイゴ」へ 』を 
お読み下さい。

 
 

 
 

 

 

    starblue 前回の問題 解答 starblue
 柿のヘタ4~5枚とヒネショウガ一つまみを
煎じて飲みます。
 

     starpink 今日の問題 starpink
    平時子(平清盛の正室)
    杉村春子(女優)
    江角マキコ(女優)
 この三人の女性に共通していることは、
何でしょう。
 

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青森の冬と麻布

 青森は、大飢饉に何度も見舞われるほど、
気候は過酷でした。
 江戸時代に入って、他の地方で木綿が採れる
ようになっても、青森では採れません。
 縄文時代から続く麻布に、頼るしかありません。
 青森の冬と麻布を中心に、東北地方の古布に
ついてまとめた本があります。
    『 みちのくの古布の世界 』
      田中忠三郎 編著
      河出書房新社

 この本の一部を、次に紹介します。

   -  -  -  -  -  -  -
 青森の集落では「村八分」の制裁があった。
 「二分」の火事と葬式だけは手伝うが、後は
かまわないという掟である。
 その中で一番つらい制裁は、麻畑を荒らされる
ことであったという。
 雪国に住む者にとって、衣服は欠かせない
ものであり、その材料の麻が手に入らなくなる
ことは、実に深刻な問題であった。
 麻はまた、漁網や釣り糸に加工したり、紐や
縄にもした。
 麻は生活の必需品であり、その意味は
大きかった。

   -  -  -  -  -  -  -
 
   < 11月のわくわく学習会 >
 と き  11月14日(土) 14時~15時
 ところ  開進学園
 テーマ  麻とともに歩んできた道
 参加費 100円
 連絡先  電話  043-273-6613
       メール wakuwaku@kaishin.jp.net


    starblue 前回の問題 解答 starblue
「雷無月」「初霜月」「時雨月」「小春」他。
     starpink 今日の問題 starpink
 青森に残る、麻の種まきを人にまかせられない
ことを表す言い伝えは、何でしょう。
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麻との繋がり

 麻は、縄文時代から生活に不可欠で大切な
素材でした。
 衣 ー 服・ひも・蚊帳・・・
 食 ー 種・油・・・
 住 ー 屋根・畳・・・
 根 ー 土壌改良
 茎 ー 糸・織物
 茎の芯 ー 紙・燃料
 葉 ー 飼料・肥料
 花穂 ー 薬
 種 ー 食品
 麻(大麻)は、どの部位も活用できる、優れた
植物です。
 学習会では、麻との浅からぬ繋がりを、
辿っていきます。
 

 
   < 11月のわくわく学習会 >
 と き  11月14日(土) 14時~15時
 ところ  開進学園
 テーマ  麻とともに歩んできた道
 参加費 100円
 連絡先  電話  043-273-6613
       メール wakuwaku@kaishin.jp.net

 


 < わくわく学習会 最近のテーマ >
十月 衣服の遷り変わりと日本の歴史
九月 日本のお菓子
七月 上方落語と東京落語
六月 俳句の力
五月 花道と華道
四月 茶の道
三月 日本史と能
二月 能の魅力
一月 白樺派と大正前期
 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   starblue 前回の問題 解答 starblue
 「黒煙の真っ只中に、白い火の柱、猛火が立ち
上がっていた。眼前の磐梯山がぬけたのである。」
 

     starpink 今日の問題 starpink
 七味唐辛子に含まれる、ひときわ大きい粒は、
何の実でしょう。

 

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麻とともに歩んできた道 11月のわくわく学習会

 麻は、縄文時代の早くから、人々の衣服の素材
でした。
 木綿や毛織物を使うのは、ずっと後の時代です。
 麻は、高温で湿度が高い日本の夏を過ごすには、
とても適しています。
 しかし、雪が積もり、風が強く吹く、日本の冬を
過ごすには、向いていません。
 日本列島に住む人々は、長い長い年月を、
麻だけでどのように暮らしてきたのでしょう。
 今月は、麻とともに歩んできた生活史を、偲んで
いきます。

 
 

   < 11月のわくわく学習会 >
 と き  11月14日(土) 14時~15時
 ところ  開進学園
 テーマ  麻とともに歩んできた道
 参加費 100円
 連絡先  電話  043-273-6613
       メール wakuwaku@kaishin.jp.net

    starblue 前回の問題 解答 starblue
 原題は、『Silicon Snake Oil』 です。
     starpink 今日の問題 starpink
 「朱に交われば赤くなる」と同義の、
麻で始まることわざは、何でしょう。
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戦争と死刑制度への疑問 志賀 直哉

 世界では、ポルトガルやメキシコで、革命が起きます。
 日本では、大逆事件が起き、韓国を併合します。
 同じ1910年 、『白樺』 が創刊されます。
 第一次世界大戦の惨禍が拡大し、反日運動も広がる中、国内では米騒動や普選運動が燃え上がります。

 そのような社会状況に、『白樺』 は、戦争や死刑制度への疑問を訴え続けます。
 武者小路実篤は、『又戦争か』『八百人の死刑』・・・を発表。
 長與善郎が 『誰でも知ってゐる』を発表すると、『白樺』は発売禁止に。
 志賀直哉も『挿話』『断片』『十一月三日午後の事』『或る男 其姉の死』を、次々と発表します。 
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  『断片』から  志賀直哉 著 1919年
 どうしてかう心が沈むのだらう。
 張りもはずみもない・・・
 尤も昨日活動写真を見てゐて、第三師団兵の出征の実写で涙が出て来た。
 一人々々の不安な恐怖が思ひ浮んだからだ。
 此中にはもう死んだ人間も沢山あるのだ。
 さう思ふと、それが現在目の前で動いて居るだけ妙に感じが強かつた。
 死刑を一番重い刑罰としながら、戦争での死を名誉の戦死といふ。
 義勇兵だけを出すならいいが、今の制度で、行きたくない人間を強制的に徴収し、そして死んだ時、家人に名誉と思へといふ。
 それが人間に出来る位なら、死刑は一番怖ろしい刑罰にはなり得ない。
  『志賀直哉全集 第三巻』 岩波書店
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  志賀直哉 1971年10月21日逝去 享年 八十八
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 写真 『日本の文学 第21巻 第22巻 』
     中央公論社

 詳しくは、『月刊 学びあう輪 1910年代と白樺派』を、お読み下さい。
      


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    starblue 前回の問題 解答 starblue
 カワウソタケは、サクラの木に発生します。

 
     starpink 今日の問題 starpink
 「晩秋には珍しく南風が吹いて、妙に頭は重く、肌はじめじめと気持ちの悪い日だった。」を、書き出しとする志賀直哉の作品は、何でしょう。

 
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