松本の街は、女鳥羽川扇状地と薄川扇状地の扇端に立地しています。
そのうち女鳥羽川の南側を一区画離れて並行しているのが、中町通りです。
江戸時代には、北進する「本町」、それを右折して東進する「中町」、さらに左折して北進する「東町」などを合わせて、善光寺街道と総称していました。
それらの中心的存在が、「中町」でした。
現代の中町通りには、工芸品などを販売する商店や飲食店が並んでいます。
とりわけ特徴的なのは、蔵の街としてです。
江戸時代末期から明治時代にかけて、松本はたびたび大火に見舞われました。
なかでも1888年に発生した大火は、中町をはじめとする約1500軒を消失させました。
街を再建するに当たり、火事に強い建築が求められました。
そこで採用されたのが、土蔵造りです。
現代の中町通りに立ち並んでいるのは、「なまこ壁の土蔵」です。
土壁に平瓦を貼り付け、目地を漆喰で盛り上げる工法です。
中町通りの中ほどに、「中町・蔵シック館」が建っています。
1888年に建てられた建造物で、当時の姿を今に伝えています。
〈 旧・開智学校 〉信州紀行 その七
〈 松本城天守閣 〉信州紀行 その六
〈 信濃善光寺 〉信州紀行 その一
前回の問題 解答
停車場と停車場との距離で日本一短い「清和学園前」~「一条橋」の距離は、63mです。
今日の問題
扇状地の扇端に立地している松本の街では、たくさんの湧水が湧き出ています。
そのうち「中町・蔵シック館」の前の湧水は、何と呼ばれているでしょう。
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