〈松本 中町 蔵通り 〉信州紀行 その八

 松本の街は、女鳥羽川扇状地と薄川扇状地の扇端に立地しています。
 そのうち女鳥羽川の南側を一区画離れて並行しているのが、中町通りです。

 江戸時代には、北進する「本町」、それを右折して東進する「中町」、さらに左折して北進する「東町」などを合わせて、善光寺街道と総称していました。
 それらの中心的存在が、「中町」でした。

 現代の中町通りには、工芸品などを販売する商店や飲食店が並んでいます。
 とりわけ特徴的なのは、蔵の街としてです。

信州 松本 中町

 江戸時代末期から明治時代にかけて、松本はたびたび大火に見舞われました。
 なかでも1888年に発生した大火は、中町をはじめとする約1500軒を消失させました。

 街を再建するに当たり、火事に強い建築が求められました。
 そこで採用されたのが、土蔵造りです。

 現代の中町通りに立ち並んでいるのは、「なまこ壁の土蔵」です。
 土壁に平瓦を貼り付け、目地を漆喰で盛り上げる工法です。

 中町通りの中ほどに、「中町・蔵シック館」が建っています。 
 1888年に建てられた建造物で、当時の姿を今に伝えています。

信州 松本 蔵シック館

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〈 奥裾花自然園 〉信州紀行 その三

〈 鬼無里の祭り屋台 〉信州紀行 その二

〈 信濃善光寺 〉信州紀行 その一
 
 
      前回の問題 解答
  停車場と停車場との距離で日本一短い「清和学園前」~「一条橋」の距離は、63mです。
  
 

      今日の問題  
 扇状地の扇端に立地している松本の街では、たくさんの湧水が湧き出ています。
 そのうち「中町・蔵シック館」の前の湧水は、何と呼ばれているでしょう。
       

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