毎年毎年同じ水田にイネが実るのを見ても、不思議
に思う方はごくわずかでしょう。
水田によっては、2000年もの超長期に渡って、イネ
が実り続けています。
しかし、同一水田で毎年イネが実ることは、極めて
不思議なのです。
同じ土壌に続けて同じ作物を育てると、様々な障害
が発生し、生育が難しくなります。
連作障害が起きます。
土壌の質が劣るヨーロッパでは、なおさらです。
中世ヨーロッパでは、コムギなどを作付けする土地
と、オオムギなどを作付けする土地と、作物を育てず
に休ませる土地とを、一年ごとに順番に換え、三年で
一巡する方式が、編み出されました。
三圃式農業と呼ばれます。
三年ごとに回ってくる休閑地に当たる土地には、ウ
シが放たれました。
雑草をはびこれせないようにするためです。
それ以上に、大量の排泄物によって、地力を回復さ
せるためです。 <つづく>
〈 すき焼き 〉
世界を牛耳るウシ その6
〈 牛の力 〉
世界を牛耳るウシ その5
〈 赤ベコ 〉
世界を牛耳るウシ その4
〈 月への捧げ物 〉
世界を牛耳るウシ その3
〈 神様の乗り物 〉
世界を牛耳るウシ その2
〈 丑の年の、丑の日の、丑の刻の生まれ 〉
世界を牛耳るウシ その1
前回の問題 解答
心の病を予防する三本柱です。
A 適度な「うんどう」 運動
B バランスのよい「しょくじ」 食事
C よりよい「すいみん」 睡眠
今日の問題
ウシ一頭から、一年間に何kgの厩肥が得られるでし
ょう。
A 約10kg
B 約100kg
C 約1000kg
D 約10000kg
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