土佐藩士として生を受けた中江兆民は、
フランス語を中心に勉学に努めながらも、
藩閥政治の一員になろうとはしません。
生涯を、藩閥政治を廃して議会制民主
主義に変えるために、捧げます。
また、「国防はヤボの骨頂」と訴え続け
ます。
こちらが軍備を撤廃したのにつけこん
で、たけだけしくも侵略して来たとして、
こちらが身に寸鉄を帯びず、一発の弾丸
も持たずに、礼儀ただしく迎えたならば、
彼らはいったいどうするでしょうか。
剣をふるって風を斬れば、剣がいかに
鋭くても、ふうわりとした風はどうにも
ならない。
私たちは風になろうではありませんか。
『三醉人経論問答』
中江兆民 1901年12月13日 永眠
享年 五十五
前回の問題 解答
『遠野物語』で「ヤマハハ」とは、
「山姥 山の奥深くに住む女性の妖怪」
です。
今日の問題
『三醉人経論問答』で、相手の軍隊に
占領されたらどうすると書いているで
しょう。
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