十三夜の月が登場する場面作りのため
に、辺りが薄暗くなり始めたころ、木々
の根元に灯りが点りました。
それまで何度も横を通っていても気が
つかなかった、小さい灯り。
真っ白な花びらに包まれて、黄色い雄
しべが輝いています。
チャの花です。
チャの花は、ひっそりと咲いていたか
ったのかもしれません。
そんなチャの花の心を斟酌しようとも
せず、無造作に伐ってしまいました。
塾生や道を行く多くの方々に見てもら
いたいために。
飾った後に思い出しました。
古来から受け継がれている警句を。
「一枝を伐らば、一指を斬るべし」
痛い思いをしているにもかかわらず、
チャの花は何事もなかったかのように、
玄関先を照らし続けています。
いくつもあるチャの花言葉のうちの、
「実直」を貫いて。
前回の問題 解答
友情の橋を渡ったパラグアイ側の町は、
シウダー・デル・エステです。
今日の問題
茶の花や庭にもあらず野にもあらず
この俳句を詠んだのは、誰でしょう。
A 小林一茶
B 正岡子規
C 松尾芭蕉
D 水原秋桜子
E 与謝蕪村
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