伊能忠敬の結婚運が、良かったか、悪
かったかは、見方によって意見が分かれ
ます。
それでも、四人の妻それぞれの支えが
無かったとしたら、後世に残る偉業はあ
りえないでしょう。
四人の妻が、次々に交代しながら支え
続けてくれたのは、忠敬が人間的な魅力
にあふれていたからに違いありません。
その魅力とは、「夢中になる」ことだと
思います。
「その時、その時、一つに夢中になる」
忠敬に、四人の妻は皆惚れ込み、献身的
に支えたのではないでしょうか。
師である高橋至時の次男・景佑は、
『伊能翁言行録』の中で述べています。
根気のよき事、人として及ぶものなし。
依って早朝より深夜に至るまで、書を
読んで、あくびをすることなし。
< 完 >
伊能忠敬と四人の妻 その8
伊能忠敬と四人の妻 その7
伊能忠敬と四人の妻 その6
伊能忠敬と四人の妻 その5
伊能忠敬と四人の妻 その4
伊能忠敬と四人の妻 その3
伊能忠敬と四人の妻 その2
伊能忠敬と四人の妻 その1
前回の問題 解答
『富嶽百景』で、富士山によく似合う
月見草は、黄金色と記されています。
今日の問題
伊能忠敬は、第一次測量において、千
住の宿から津軽半島の先端まで、測量し
ながら何日で歩き抜いたでしょう。
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