開進学園叢書・歌集 『 香る代に 』 から、
十二月に因む短歌を三首紹介します。
時雨降る夕べの道のさびしきに
かへりみすれば街の灯の赤き
霰降るあさけの道に自転車を
踏みてわがゆくつとめ尊み
悲しみに堪えていよいよ美しく
いまし給はねいとほしき君
「時雨」は、古くは紅葉し出すころの雨を
指しました。
やがて、晩秋から仲冬にかけての雨を
指すようになり、現代に至っています。
前回の問題 解答
かぼちゃの黄色と小豆の赤色は、
邪気を祓い、災難を除けると、
考えられてきました。
今日の問題
初しぐれ猿も小蓑をほしげ也
上記の俳句を詠んだのは、だれでしょう。
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