第一次世界大戦を始めとして、世界各地で戦火が広がる中、武者小路実篤は『白樺』を創刊するとともに、戦争の愚かさを作品に発表し続けます。
『「嬰児殺戮」中の一小出来事』
『わしも知らない』
『その妹』
『ある青年の夢』
『又戦争か』
『平和協会の会長としての大隈伯』
『非戦論者』
『返してやらない』
『国家以上の国』
『手紙 四つ』
『八百人の死刑』
『雑感』
『俺は好んで』
このうち、『非戦論者』(1915年作)の一部を紹介します。
僕は自分が戦争に出ることは常に嫌いだ。
さうして戦争の為に殺されるのも嫌いだ。
しかし戦はなければ生きられない時には戦ふ。
尤もさう云う時は考へられない。
僕は戦へば殺す人間に属さないで殺される人間に属しさうだから。
1976年4月9日 永眠 享年 九十
くわしくは、『月刊 学びあう輪 1910年代と白樺派』を、お読み下さい。
前回の問題 解答
公家風から、太刀を差す武家風に変わりました。
今日の問題
武者小路実篤は『雑感』の中で、戦争をなくすためにどうしたらいいと言っているでしょう。
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