萩の市街地を後にして西へ進むと、金子みすゞの故郷である仙崎です。
仙崎や対岸の青海島などに囲まれているのは、深川湾です。
東側を深川湾とすれば、西側は油谷湾になります。
この深川湾と油谷湾に挟まれて、北側の日本海へ突き出ているのが、向津具半島です。
本州の最西北部に当たります。
向津具半島は、難読地名でもあります。
『漢字源 藤堂明保他編 学習研究社』によれば、三漢字の音読み・訓読み・名付け読みは、次の通りです。
向 コウ む(く) 【名付け ひさ・むか・むき・むけ】
津 シン つ 【名付け す・ず・づ】
具 グ・ク 【名付け とも】
上記を基にして、「向津具」の読みを推理します。
正解は、「むか」+「つ」+「ク」=「むかつく」です。
なお、「しゃくにさわって、腹が立つ」という意味の語句とは、一切関係ありません。
向津具半島の中央部には、標高300m前後の、巨石の点在する大草原が広がっていました。

〈 三角州に造られた城下町・萩 〉
本州の海岸線一周 その100
〈 阿武海岸・合併を避けた阿武町 〉
本州の海岸線一周 その98
前回の問題 解答![]()
千利休は、小田原まで秀吉に随行しました。
今日の問題
向津具半島の中央部に広がる大草原は、畳が数多く敷かれている広さに相当することから、何敷と呼ばれているでしょう。
