太宰府天満宮の楼門南側に、心字池があります。
心字池の東側には、菖蒲池があります。
菖蒲池の北側に建つ宝物殿や文書館と並んで広がるのは、曲水の庭です。
古の時代、人々は水の精霊によって心も身も清めてもらう信仰がありました。
そこで庭園内に設けられたのが、池であり、小川でした。
小川は、直線状ではなく、優美な曲線を描く流れが好まれ、曲水と名付けられます。
曲水の庭では、三月三日の上巳の日、曲水の宴が催されます。
伝統的な舞の披露の後、宮廷装束に身を包んだ参宴者が、曲水の縁に座ります。
すると、曲水の上流から、酒杯を載せたお盆が流されます。
参宴者は、目前をお盆が通過するまでに、和歌を詠み上げるという趣向です。
曲水の宴が催されるころ、曲水の庭は夥しい白梅や紅梅の花々に包まれます。
〈 柳川城址と藩主別邸 〉築紫紀行その7
〈 柳川・北原白秋生家 〉築紫紀行その6
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今日の問題
958年に始まった曲水の庭での曲水の宴は、誰を鎮魂するためだったでしょう。

