1896年6月15日、午後7時32分、小さ
な地震が発生しました。
夕食の時間帯で、地震に気付かなかっ
た人も多かったようです。
その直後、人々は大混乱に陥ります。
巨大な津波が押し寄せ、家々を飲み込
んだからです。
三陸大津波 1896年
地震発生 1896年6月15日午後7時32分
最大震度 3
津波の最大波高 30m
マグニチュード 7.6
岩手県内の死者 18158名
宮城県内の死者 3387名
それから37年後、新たな大津波が三陸
地方を襲います。
三陸大津波 1933年
地震発生 1933年3月3日午前2時31分
最大震度 5
津波の最大波高 23m
マグニチュード 8.3
岩手県内の死者 2658名
宮城県内の死者 307名
東日本大震災のような巨大地震が発生
すれば、巨大津波が襲ってくるかもしれ
ないという予測はつきます。
しかし、地震があったかどうかも分から
ない程の小さい地震の場合、津波が押し
寄せるとは、誰も思わないでしょう。
「最高震度3」程度の地震では、地震情
報に注目するでしょうか。
津波があるかどうかの情報が、伝えら
れない可能性もあります。
大きな揺れを伴う地震ばかりでなく、
小さな揺れの地震であっても、津波予報
が出されるのを待たずに、「地震=津波」
という自己判断で避難する必要があると、
1896年6月15日に起きた三陸大津波は教
えています。
前回の問題 解答
オーランド諸島は、「非武装・中立」を
161年間に渡って続けています。
今日の問題
1896年6月15日に起きた三陸大津波に
よって、岩手県田老村ではどれほどの割
合で死者が出たでしょう。
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