〈 象潟 九十九島 〉本州の海岸線一周 その43

 紀元前466年、鳥海山が巨大な山体崩壊を起こします。
 流れ下った山塊は、日本海・象潟へ達し、幾つもの小島を造ります。
 これらの小島群は、九十九島と呼ばれてきました。

 それから2000年余り隔てた1804年、出羽国で巨大地震が発生します。
 象潟では、2mほども大地が隆起しました。
 その結果、海上に浮かぶ小島群は、水田地帯に点在する小山群となりました。

 象潟地震から200年余が過ぎた象潟・九十九島は、山体崩壊や巨大地震が起きたことを感じさせずに、のどかな佇まいをしています。
 家屋大の盆栽を並べたかのように。

秋田県 象潟 全景

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      前回の問題 解答
 「潜在的に病気へ進行している状態」を、漢方では「未病」と呼んでいます。
  
 

      今日の問題  
  次の俳句を詠んだのは、誰でしょう。
   象潟や雨に西施がねぶの花
       

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