藤原定家は、辛く長い闘病生活を送ってきたため、生きることへの熱望が、人一倍強かったかもしれません。
生き続けたいとの執念が、百人の人生を一人一人細やかに見つめる眼となって、『小倉百人一首』を編み出したのでしょう。
病は、障害の一つです。
学習や仕事などに、差し支える側面があります。
しかし、病の中でも、学習や仕事などができないとは限りません。
藤原定家は、打ち続く病魔と格闘しつつ、学習し、仕事を続け、業績を積み上げていきました。
『小倉百人一首』を編集し終えてから6年後、藤原定家は80歳で天寿を全うしています。
今から800年ほど前としては、驚くべき長命でした。 < 完 >
『小倉百人一首』と藤原定家 その七
『小倉百人一首』と藤原定家 その六
『小倉百人一首』と藤原定家 その五
『小倉百人一首と藤原定家』 その一
前回の問題 解答
災いを通せんぼする役割を担うのは、「かしま人形」です。
今日の問題
『小倉百人一首』で、次の「 」に入る語句は何でしょう。
「 」は移りにけりないたづらに
「 」ふるながめせし間に
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