スズムシを飼育されている方から、十余匹ほど寄贈していただきました。
塾生の夜の学習を応援してくれるはずとの期待もむなしく、なかなか鳴き始めてくれません。
それでも願いは通じて、日ごとに鳴き始める時間を早めてくれます。
鳴き始めるのは、奇妙にも、各日の外気温の最高値から5~6℃ほど下がった時間です。
『枕草子 第四十段』は虫の特集で、第一番に「鈴虫」を、第四番に「松虫」を、選んでいます。
『枕草子 石田穣二 訳注 角川書店』には、現代語との齟齬が注釈されています。
鈴虫=今の松虫。チンチロリンと鳴く。
松虫=今の鈴虫。リンリンと鳴く。
『甲子夜話 巻百 松虫鈴虫の弁』には、古の京の都では色が黒い方の虫を「松むし」と呼び、色が赤い方の虫を「鈴むし」と呼んだと、記載されています。
とは言え、知名度が低い虫と虫との間で名前を取り違えることは起こりえても、知名度がとりわけ高いスズムシとマツムシとで名前を取り違えるとは、腑に落ちません。
スズムシとマツムシは、体の形や体の色以上に、それぞれが発する音にこそ高い評価を見出してきたのですから。
『源氏物語 第三十七帖 鈴虫』では、女三宮と光源氏が「鈴虫の声」を、歌い上げています。
おほかたの秋をばうしと知りにしを
ふり棄てがたき鈴虫の声
心もて雨のやどりをいとへども
なほ鈴虫の声ぞふりせぬ
『 大量殺戮破壊空爆 重慶から 東京へ 広島へ 』 6月の開進学園だより
前回の問題 解答![]()
塩飽諸島やその東方にある小豆島などは、合わせて備讃諸島と呼ばれています。
今日の問題![]()
「鳴く虫の王」と称えられているのは、何虫でしょう。

