カレーライスの誕生

 1860年 福沢諭吉が『増訂華英通語』でカレー
を紹介。
 1872年 『西洋料理指南』で「とろみをつける」
調理法を紹介。
 1873年 岩倉使節団が『米英回覧実記』でライ
スカレイを紹介。
 1902年 日本郵船の船の食堂で、福神漬けがカ
レーライスに添えられる。
 1903年 国産カレー粉の開発に成功。
 1908年 カレー南蛮の発売開始。
 1911年 『洋食の調理』でジャガイモ・タマネギ・ニ
    ンジンを具材としたカレーライスを紹介。
 1918年 カツカレーの発売開始。
 1936年 阪急百貨店の食堂で、ライスカレーが
一日当たり13000食を販売。
 1927年 カレーパンの発売開始。
 1941年 戦時体制でカタカナの商品名が和製語
に変わる中、「カレー」は変わらず。
 1959年 固形のカレールーが発売開始。

 1982年1月22日、全国の小・中学校で一斉にカ
レー給食が実施されました。
 その後、1月22日はカレー記念日(カレーの日)
となります。

 箸でもスプーンでもフォークでも自由に食べる
ことができる。
 西洋料理気分で食べられる「日本の洋食」。
 インドを出発したカレーが洋食になったとき、
カレ ーは日本人のあいだに定着し、そして国民食
へと発展したのである。
 『カレーライスの誕生』小菅桂子 著 講談社

カレーライスの誕生

       前回の問題 解答
 1949年1月20日に開かれた大福の競食会で、優
勝者に贈られたのは、「一万円」または「イノシシ
一頭」でした。

        今日の問題 
 「辛味入汁掛飯」は、『にっぽん洋食物語大全
(小菅桂子 著 筑摩書房)』で、何と読ませてい
るでしょう。

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