一夜のトンボ

 夜の九時過ぎ、家路につく塾生達と
入れ替わりにトンボが一匹、塾舎へ
入ってきました。

 トンボは、壁に張り付いたまま、
微動だにしません。
 「数学を学びたいの」
 「英語を学びたいの」
 「おなかが空いてるの」
  ・
  ・
 何を聞いても、トンボは返事を
してくれません。

 トンボが地球上に登場したのは、
数億年も前。
 日本列島もできていなければ、
人類も存在していません。

 トンボが塾舎に入ってきたのは、
長い長い地球の変動を語るため
だったのでしょうか。
 自身が深く関わってきた、秋津島
(日本列島)の形成を伝えるため
だったのでしょうか。

 翌昼、塾舎の周りは時ならぬ
トンボの群れ。
 六月の一夜を塾舎で過ごした
トンボは、群れと合流してアッと
言う間に飛び去っていきました。

tonbo  2016 06

 
 

 
 

 

 

 

 
 

 
 

 

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 continueの単語を綴る問題です。

 

     今日の問題
 三億年前、トンボは最大でどの位
大きかったでしょう。

 

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