不登校 その六

 かつて、自殺しようとして、一命をとりとめた塾生がいました。
 不登校に関して、理解が非常に少なかったころのことです。

 「学校に通えないのは、精神の病い」と、見なされました。
 その結果、精神病院へ強制的に入院させられました。

 何ヶ月も過ぎてから、ようやく本人の訴えが届いて、退院できました。
 それでも薬の副作用が強く、うつろな表情は晴れませでした。

 「学校への不信」に加え、「病院への不信」や「両親への不信」・・・が、渦巻いていました。
 そのような状況の中で、開進学園へ通い始めてから一年ほど過ぎた、ある日のことです。
 塾生が、問われもしないのに、突然、一方的に、話し出したのです。

 学校内のグループで、リーダーだった。
 グループの一員を、それ以外のメンバーに命じていじめさせていた。
 病気で、数日間学校を欠席した。
 その間に、いじめられていたグループの一員と、命じていじめさせていたグループのメンバーが、結びついた。
 それからは、自分が、グループの全員から、毎日徹底的にいじめられ続けた。
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   ・         < つづく >

hondana hachiue

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   不登校 その一

 
 
 
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 次の俳句の◯◯に入る熟語は、「噴水」です。
  ◯◯の 飛沫の中の 小宇宙  窪田米子
 

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 8月22日(1903年)、東京で始めて品川~新橋間で開業したのは、何でしょう。
       

 
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