文は教の源  空海

 空海は、仏教と儒教と道教を比較した
『三教指帰』を初めとして、仏教に関す
る書籍をたくさん記しています。
 また、書家や土木技術者などなど、多
方面でも活躍しています。
 そうした各分野において発した言葉を
まとめたのが、『空海 人生の言葉』
(川辺秀美編訳 ディスカヴァー)です。

  心について
 珠を持てば善念生じ
 剣を把る殺心の器

  縁について
 哀しい哉、哀しい哉、復哀しい哉。
 悲しい哉、悲しい哉、重ねて悲しい哉。

  道について
 遐かなるを渉るには爾きよりす。

  詩と文章について
 然らば即ち一は名の始めと為し、
文は即ち教の源なり。
 名教を以て宗と為せば、
即ち文章は紀綱の要為るなり。
 世間出世、誰か能く此を遺れんや。

 空海 弥生二十一日(4月17日) 永眠
     享年 六十二

kuukai jinseino kotoba
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
  『悲しき玩具』の第一首です。
    呼吸すれば、
    胸の中にて鳴る音あり。
     凩よりもさびしきその音!

        今日の問題 
 空海が、詩や文章に関してまとめた
作品は、何でしょう。

 

 夢を実現する学習塾   開 進 学 園
         ホームページ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です