江戸時代までの上層部の面々(征夷大将軍や天皇など)が「正座」でない坐り方をしていたとなると、「正座」とは果たしていかなる坐り方なのかという疑問が湧いてきます。
「正しい」の意味は、「悪いの反対」です。
「正座」が「正しい座り方」だとすれば、「正座」以外の坐り方が「悪い坐り方」にされてしまいます。
そこで、「正座」という呼称が使われ始めた時代背景が、問題になります。
時は、東京時代(明治時代)に入ったところです。
一方でアメリカやヨーロッパ諸国と向き合い、他方でアジア諸国と向き合わねばならなかった時期です。
政治体制としては、明治天皇を中心とする、中央集権体制が構築されます。
思想体制としては、廃仏毀釈と神仏分離とにより、天皇の神権的権威が増強されます。 < つづく >
< 健康気功教室 >
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畳む文化 坐る文化 その8