「江戸時代中期後期の絵画」 11月のわくわく学習会

 安土桃山時代から江戸時代初期にかけ
て、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康などの
権力者の意向に添った絢爛豪華な絵画と
は一線を画した風俗画が、描かれるよう
になります。
   田植えする農民
   紅葉狩りをする人々
   夕涼みをする家族
   雨宿りをしに殺到した身分も年代
  も様々な人々
   ・・・
 普段の日常生活が、主題となっていき
ます。

 江戸時代の中期・後期は、浮世絵に代
表されるように、その傾向がますます強
まります。
 経済力を高めた町民が高い関心を持つ
物が 絵画の中心をなすようになります。

 神田外語大学で開催されている企画展
「長崎屋の二階 シーボルト以前の蘭学
開花」を、観賞してきました。

 江戸町民は、長崎の出島から江戸へや
ってきたオランダ商館一行に、好奇心が
ふくらんだことでしょう。
 オランダ商館一行の宿舎となった宿・
長崎屋には、中の様子を一目見ようと、
町民が集まっています。
 宿の広間では、オランダ人と日本人が、
服装を取り替えて、宴会を催しています。
 絵画を通して、江戸時代後期の様子が
よく伝わってきます。

 11月のわくわく学習会は、10月のわく
わく学習会(安土桃山・江戸時代初期の絵
画)に続き、江戸時代中期後期の絵画を見
つめます。

  < 11月のわくわく学習会 >
と き  11月16日(土)14時~15時
ところ  開進学園
テーマ  江戸時代中期後期の絵画
参加費  100円
連絡先  電話 043-273-6613(14時から)
メール  wakuwaku@kaishin.jp.net

 < わくわく学習会 最近のテーマ >
十月  安土桃山・江戸時代初期の絵画
九月  鎌倉・室町時代の絵画
七月  平安時代の絵画
六月  日本絵画の歩み
五月  大相撲の静と動 
四月  世方と角界 
三月  くずし字で読む古文 第六回 
二月  くずし字で読む古文 第五回 
一月  くずし字で読む古文 第四回

十二月 くずし字で読む古文 第三回
十一月 くずし字で読む古文 第二回
十月  くずし字で読む古文 第一回
九月  さわやかな目覚め
七月  睡魔とのつきあい方
六月  雲の不思議
五月  富士山 大噴火
四月  腸内環境と発酵食品
三月  口の中 体の中
二月  精神病院の存在
一月  苦悩を手放す方法

十二月 心の病と精神療法
十一月 朝鮮王朝と女性の力
十月  李氏朝鮮 500余年
九月  歴史と風水
七月  風水は迷信か
六月  食用油を科学する
五月  「クラッシャー上司」
    と「サイコパス」
四月  暮らしと貨幣
三月  応仁・文明の乱
二月  数字の民俗学
一月  魔除け 厄除け

十二月 柳田国男と『遠野物語』
十一月 日本の山岳信仰
十月  九州の古代文化
九月  日本列島と火山
七月  深海 水圧と地形
六月  ブラックホールと宇宙の謎
五月  宇宙の誕生
四月  人類の進化と環境
三月  睡眠効率
二月  日本の舞いと踊り
一月  囲碁と将棋の魅力

十二月 色の文化 赤と白と青と
十一月 麻とともに歩んできた道
十月  衣服の遷り変わりと日本の歴史
九月  日本のお菓子
七月  上方落語と東京落語
六月  俳句の力
五月  花道と華道
四月  茶の道
三月  日本史と能
二月  能の魅力
一月  白樺派と大正前期

長崎屋の二かい
 

 

 

 

 

 

 

 

 

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      前回の問題 解答
 1477年の11月11日、大内政弘らの大軍
勢が京都を後にして収束した応仁の乱は、
11年も続きました。

 

      今日の問題 
 オランダ商館長・プロムホフに贈られ
た『長崎屋宴会図』は、今回何年ぶりに
日本へ里帰りしたのでしょう。
  A   2年ぶり
  B  12年ぶり
  C 112年ぶり
  D 1112年ぶり

 
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