手の指と足の趾(ゆび)を比べると、大
きな違いがあります。
手の指は、第一指が他の四指と離れて
います。
第一指だけが、単独に動き、他の四指
と向かい合えるようになっています。
そのため、物を掴んだり、握ったりで
きます。
足の趾(ゆび)は、第一趾と他の四趾が、
並んでいます。
第一趾は、他の四趾に比べれば多少動
かせても、他の四趾と向かい合うところ
まではいきません。
そのため、手の指のように、物を掴ん
だり、握ったりできません。
このような手の指と足の趾(ゆび)の違
いから、「指は趾から進化した」とも、言
われています。
ヒトに近い類人猿に属しているオラン
ウータンは、前足も、後ろ足も、第一趾
と他の四趾が、離れています。
そのため、前足も、後ろ足も、第一趾
と他の四趾で、指と同様に、物を掴んだ
り、握ったりできます。
オランウータンなど類人猿は、「前足
の指」と「後ろ足の指」とすべきでしょう。
ヒトの場合、「前足の趾が進化して手
の指」になったというより、「後ろ足の指
が退化して趾になった」と、考えた方が
良さそうです。
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