幕末の農村を救う 大原幽学

 18年間も諸国を回っていた大原幽学は、
天保の大飢饉による農村(現・旭市)の窮
状を打開しようと、腰を据えて農村改革
に着手します。

 農家組合の設立(世界初)
 農地の交換分合と耕地整理(日本初)
 水田の側への住居移転
 年間農事予定表に基づく農作業
 物資の共同購入
 肥料の自給

 改革は農業面に留まりません。

 衣食住全般に渡る改革
 日常生活の規律確立
 おとな達への教育
 こども達への教育
 病気の治療

 これらの活動によって、疲弊していた
農村は活気を取り戻します。
 しかし、効果が劇的であったがゆえに
幕政からは危険視され、長期間拘束され
ます。
 久しぶりに農村へ戻ると、自分がいな
い間に農村は荒れ果てていました。
 その様を見て、死をもって改革を促そ
うと自害して果てます。

 大原幽学 1858年弥生八日(4月4日)
        永眠 享年六十二

oohara yuugaku kinennkann

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 
 

 

      前回の問題 解答
 古代の貨幣は、通貨以外にまじないや
縁起物としての目的でも造られました。

 

        今日の問題 
 世界で初めて設立された農家組合の
名称は何でしょう。

 

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