カテゴリー別アーカイブ: 学習ネットワークを考える会

< 日本の山岳信仰 > 2月のわくわく学習会

 長野県と石川県の境に聳える白山の麓に点
在する集落には、能の古面が、たくさん残さ
れています。
 それらの集落には、白山神が祀られ、祭礼
で能が奉納されていた故事を、示しています。

 岐阜県と福井県の境に聳える能郷白山の麓
に、根尾能郷という集落があります。
 そこには能郷白山神社が祀られ、毎年4月1
3日の祭礼日に、能が奉納されます。
 この神事能は、室町時代から現代まで、連
綿と受け継がれてきました。

 日本各地の集落で演じられてきた能は、そ
れぞれの地域に聳える山岳に対する信仰が、
深く関わっています。

 2月のわくわく学習会は、1月のわくわく
学習会(地域民衆文化としての能)に引き続き、
日本の山岳信仰について考えます。

  < 2月のわくわく学習会 >
と き  2月8日(土)14時~15時
ところ  開進学園
テーマ  日本の山岳信仰
参加費  100円
連絡先  電話 043-273-6613(14時から)
メール  wakuwaku@kaishin.jp.net

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     前回の問題 解答
 1991年1月29日、『天平の甍』などの作品
を残して亡くなった作家は、井上靖です。
 

  
      今日の問題 
 白山と能郷白山の両山を主峰とする山地は、
何でしょう。
      

 
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「地域民衆文化としての能」 1月のわくわく学習会

 江戸幕府は、能を式楽とし、正月二日
を「謡い始め」と定めました。
 各藩も、幕府と同様に、能を式楽とし
ました。

 このような「武家の式楽」が定着するよ
りも前から、農村では地域ごとの能がさ
かんに演じられていました。
 月山と湯殿山の麓にある黒川(山形県)
も、その一つです。
 
 黒川には、1572年作成の能面と、1590
年作成の能面が、残されています。
 それゆえ、1500年代には、黒川で能が
行われていたことになります。
 以来500年を超える長きに渡り、能は地
域住民の手によって、受け継がれてきまし
た。

 1月のわくわく学習会は、武家文化の
流れとは異なる、地域民衆が守り維持し
てきた能について、考えます。

  < 1月のわくわく学習会 >
と き  1月25日(土)14時~15時
ところ  開進学園
テーマ  地域民衆文化としての能
参加費  100円
連絡先  電話 043-273-6613(14時から)
メール  wakuwaku@kaishin.jp.net

 < わくわく学習会 最近のテーマ >
十二月 近代日本の絵画
十一月 江戸時代中期後期の絵画
十月  安土桃山・江戸時代初期の絵画
九月  鎌倉・室町時代の絵画
七月  平安時代の絵画
六月  日本絵画の歩み
五月  大相撲の静と動 
四月  世方と角界 
三月  くずし字で読む古文 第六回 
二月  くずし字で読む古文 第五回 
一月  くずし字で読む古文 第四回

十二月 くずし字で読む古文 第三回
十一月 くずし字で読む古文 第二回
十月  くずし字で読む古文 第一回
九月  さわやかな目覚め
七月  睡魔とのつきあい方
六月  雲の不思議
五月  富士山 大噴火
四月  腸内環境と発酵食品
三月  口の中 体の中
二月  精神病院の存在
一月  苦悩を手放す方法

十二月 心の病と精神療法
十一月 朝鮮王朝と女性の力
十月  李氏朝鮮 500余年
九月  歴史と風水
七月  風水は迷信か
六月  食用油を科学する
五月  「クラッシャー上司」
    と「サイコパス」
四月  暮らしと貨幣
三月  応仁・文明の乱
二月  数字の民俗学
一月  魔除け 厄除け

十二月 柳田国男と『遠野物語』
十一月 日本の山岳信仰
十月  九州の古代文化
九月  日本列島と火山
七月  深海 水圧と地形
六月  ブラックホールと宇宙の謎
五月  宇宙の誕生
四月  人類の進化と環境
三月  睡眠効率
二月  日本の舞いと踊り
一月  囲碁と将棋の魅力

十二月 色の文化 赤と白と青と
十一月 麻とともに歩んできた道
十月  衣服の遷り変わりと日本の歴史
九月  日本のお菓子
七月  上方落語と東京落語
六月  俳句の力
五月  花道と華道
四月  茶の道
三月  日本史と能
二月  能の魅力
一月  白樺派と大正前期

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      前回の問題 解答
 スワード半島の中心・ノームの人口は、
約3600人です。
 

  
      今日の問題 
 黒川(山形県)は、何市に属しているで
しょう。
  A 酒田市
  B 新庄市
  C 鶴岡市
  D 山形市
  E 米沢市
      

 
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「地域民衆文化としての能」 1月のわくわく学習会

 室町時代、室町幕府を始めとして戦国
大名はこぞって猿楽師(能楽師)を招聘し
ました。
 同時に、日本各地で、民衆による猿楽
(能)が演じられました。
 山深い集落に、今に残る能面の数々は、
全国的に猿楽(能)が盛んだったことを、
示しています。

 江戸時代になると、江戸や各城下では
猿楽(能)が儀式音楽(式楽)として定着し
た反面、集落ごとの猿楽(能)は廃れてい
きます。
 それでも、戸数35戸の能郷(岐阜県)で
は、現代に至るまで、猿楽(能)が連綿と
演じ続けられてきました。

 1月のわくわく学習会は、武家文化の
流れとは異なる、地域民衆が守り維持し
てきた能について、考えます。
 

  < 1月のわくわく学習会 >
と き  1月25日(土)14時~15時
ところ  開進学園
テーマ  地域民衆文化としての能
参加費  100円
連絡先  電話 043-273-6613(14時から)
メール  wakuwaku@kaishin.jp.net

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      前回の問題 解答
 十日市で売られている縁起物の中で、
十日市の当日にのみ扱われるのは、市
飴です。 
 

  
      今日の問題 
 能において、声楽・器楽・所作に当た
るのは、それぞれ何でしょう。
      

 
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「大地に根ざした生活へ」 残る文化・残らない文化  その10

 プラスチックに代表される石油化学は、
暮らしを便利にしてくれた面はあるもの
の、命と健康を奪ってもいます。
 巨大な高層ビルは、繁栄する経済の象
徴である反面、大空や陽光を奪う存在で
もあります。
 
 石油化学製品も、コンクリートも、使
い終わった後、長期間に渡って、自然を
脅かしながら、残り続けます。

 「残る文化」を追求する道は、いずれ限
界に突き当たります。
 「残らない文化」に充実感を味わう道へ、
大地に根ざした生活へ、大地に生を受け
て大地に帰す循環型へ、進路を変えるべ
き時に来ているのではないでしょうか。 
            < 完 >

「富と権力の遺物」
    残る文化・残らない文化その9


「箸 一膳」 
    残る文化・残らない文化その8


「土に戻せない廃棄物」 
    残る文化・残らない文化 その7


「木を素材の中心とした生活へ」
    残る文化・残らない文化 その6

「文化生活」 
    残る文化・残らない文化 その5


「木製道具」 
    残る文化・残らない文化 その4


「木器文化」
    残る文化・残らない文化 その3


「樹上生活」 
    残る文化・残らない文化 その2


「倒木」 残る文化・残らない文化 その1

倒木
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
      前回の問題 解答
 茶の木に宙吊りしていたカマキリのよ
うに、動物が他の物に姿を似せることを、
「擬態」といいます。
 

  
      今日の問題 
 木材の自給率は、2008年と2018年を比
較すれば、増加しているでしょうか、減
少しているでしょうか。
     

 
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「富と権力の遺物」 残る文化・残らない文化 その9

 富と権力は、ピラミッドに代表される
巨大な建造物を、永遠に残そうとしてき
ました。
 たとえ崩壊したとしても、存在した形
跡までは消えないように。

 地震・噴火・大洪水などの自然災害が飲
み込んだ巨大な建造物は、長い眠りから
覚めた後、後生の人々へ、往時の「栄華」
を伝えてくれます。
 そして、そのような「繁栄」を造りだし
た富と権力を、誰がどのように掌握して
いたかに、注目が集まります。

 誰がどのように富を集め権力を握った
かを知ることが歴史を学ぶ目的であるか
のように錯覚した人々は、次は自分が富
を集め権力を握ろうとします。
 あるいは、富を集め権力を握る策謀に、
協力したり、共感します。
 ほんのわずかしか遺物を残さない大多
数の人々の暮らしには、関心を示さずに。
             <つづく>

「箸 一膳」 
    残る文化・残らない文化その8


「土に戻せない廃棄物」 
    残る文化・残らない文化 その7


「木を素材の中心とした生活へ」
    残る文化・残らない文化 その6

「文化生活」 
    残る文化・残らない文化 その5


「木製道具」 
    残る文化・残らない文化 その4


「木器文化」
    残る文化・残らない文化 その3


「樹上生活」 
    残る文化・残らない文化 その2


「倒木」 残る文化・残らない文化 その1

倒木
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
      前回の問題 解答
 古代日本の基本六色は「紅・丹・赤・黒・
青・白」なので、青は入っていますが、緑
は入っていません。
 

  
      今日の問題 
 木材の国内生産量は、2008年と2018年
を比較すれば、増加しているでしょうか、
減少しているでしょうか。
     

 
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「近代日本の絵画」 12月のわくわく学習会

 江戸時代中期-後期で代表的な絵画に、
浮世絵と並び、文人画-南画があります。
 詩-書-画に通じる、すなわち詩作と書
道と絵画いづれも高めようとする人々が、
描いた絵画です。

 文人画の両巨頭とされるのは、池大雅
と与謝蕪村です。
 明の李笠翁が書いた『十便十宜詩』を
基にして、池大雅に『十便帖』を、与謝
蕪村に『十宜帖』を、描く依頼が来ます。
 池大雅が49歳、与謝蕪村が56歳の時で
す。

 写真は、与謝蕪村作『十宜図』の内の
『宜秋図』です。

与謝蕪村 図
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 12月のわくわく学習会は、11月のわく
わく学習会(江戸時代中期後期の絵画)に
続き、近代日本の絵画を見つめます。

  < 12月のわくわく学習会 >
と き  12月21日(土)14時~15時
ところ  開進学園
テーマ  近代日本の絵画
参加費  100円
連絡先  電話 043-273-6613(14時から)
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 < わくわく学習会 最近のテーマ >
十月  安土桃山・江戸時代初期の絵画
九月  鎌倉・室町時代の絵画
七月  平安時代の絵画
六月  日本絵画の歩み
五月  大相撲の静と動 
四月  世方と角界 
三月  くずし字で読む古文 第六回 
二月  くずし字で読む古文 第五回 
一月  くずし字で読む古文 第四回

十二月 くずし字で読む古文 第三回
十一月 くずし字で読む古文 第二回
十月  くずし字で読む古文 第一回
九月  さわやかな目覚め
七月  睡魔とのつきあい方
六月  雲の不思議
五月  富士山 大噴火
四月  腸内環境と発酵食品
三月  口の中 体の中
二月  精神病院の存在
一月  苦悩を手放す方法

十二月 心の病と精神療法
十一月 朝鮮王朝と女性の力
十月  李氏朝鮮 500余年
九月  歴史と風水
七月  風水は迷信か
六月  食用油を科学する
五月  「クラッシャー上司」
    と「サイコパス」
四月  暮らしと貨幣
三月  応仁・文明の乱
二月  数字の民俗学
一月  魔除け 厄除け

十二月 柳田国男と『遠野物語』
十一月 日本の山岳信仰
十月  九州の古代文化
九月  日本列島と火山
七月  深海 水圧と地形
六月  ブラックホールと宇宙の謎
五月  宇宙の誕生
四月  人類の進化と環境
三月  睡眠効率
二月  日本の舞いと踊り
一月  囲碁と将棋の魅力

十二月 色の文化 赤と白と青と
十一月 麻とともに歩んできた道
十月  衣服の遷り変わりと日本の歴史
九月  日本のお菓子
七月  上方落語と東京落語
六月  俳句の力
五月  花道と華道
四月  茶の道
三月  日本史と能
二月  能の魅力
一月  白樺派と大正前期

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      前回の問題 解答
 竹林寺の山号は、五台山です。

  
      今日の問題 
 与謝蕪村が68歳で亡くなるのは、何月
でしょう。
    

 
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「近代日本の絵画」 12月のわくわく学習会

 江戸時代中期後期の絵画を代表するの
は、浮世絵です。
 浮世絵が象徴しているのは、大衆性で
す。

 役者絵のように、大衆に人気が高い人
物が描かれました。
 髪型や化粧など、最新の流行も、提供
してくれました。
 作法や習慣などを教えてくれる、目で
見る教材でもありました。

 描かれた内容もさることながら、大衆
性をもった決定的要因は、浮世絵の値段
です。
 標準的なサイズで、一枚当たり約20文
ほどだったようです。
 掛け蕎麦一杯の値段が、16文だったこ
ろです。
 この値段なら、一般町人でも気楽に購
入できます。

 一方、旅には多額の費用が掛かります。
 一泊二食付きの宿泊費は、約200文です。
 お茶代や草鞋代など、様々な諸費用も
必要です。
 これらを支払いながら、江戸から京ま
で15日間旅するとなると、莫大な金額に
なります。
 一般町人には、叶わぬ旅です。

 そこで、風景を描いた浮世絵が、旅の
代役を買って出ます。
 一枚20文の浮世絵を数十枚買っても、
旅に出るのに比べれば、安いものです。
 かくして、『東海道五十三次』などの
風景浮世絵が、爆発的に売れ出します。

 12月のわくわく学習会は、11月のわく
わく学習会(江戸時代中期後期の絵画)に
続き、近代日本の絵画を見つめます。

  < 12月のわくわく学習会 >
と き  12月21日(土)14時~15時
ところ  開進学園
テーマ  近代日本の絵画
参加費  100円
連絡先  電話 043-273-6613(14時から)
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      前回の問題 解答
 燃料材(薪炭材)の国内消費量は、2008
年と2018年を比較すれば、99万㎥から
901万㎥へ、約9倍増加しています。

  

      今日の問題 
 「江戸絵」とは、何絵のことでしょう。 
 

 
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