大宰府政庁跡から東へ500mほど離れて、築紫観世音寺があります。
大宰府との関係が密接だったことから、「府の大寺」と呼ばれていました。
築紫観世音寺境内の西南角に建てられているのが、戒壇院です。
戒壇とは、戒律を受ける僧と、戒律を授ける僧が、座って問答を重ねる壇のことです。
鑑真が日本に戒律を伝えて以来、正式な僧になるためには、戒律を受けなければならなくなりました。
そこで設けられたのが、日本三戒壇です。
東戒壇 下野薬師寺(栃木県)
中央戒壇 東大寺(奈良県)
西戒壇 築紫観世音寺(福岡県)

戒壇院の東側に、ボダイジュ(天然記念物)が聳えています。
樹高は6.10m、幹周りは1.28mです。
樹齢は200年以上と、推定されています。
シャカは、ボダイジュの木の下で、悟りを開いたと伝えられています。

〈 柳川城址と藩主別邸 〉築紫紀行その7
〈 柳川・北原白秋生家 〉築紫紀行その6
前回の問題 解答![]()
日本国憲法第24条で、◯◯に入る熟語は、「両性」 「夫婦」 「相互」です。
婚姻は、◯◯の合意のみに基づいて成立し、◯◯が同等の権利を有することを基本として、◯◯の協力により、維持されなければならない。
今日の問題
戒壇院が創建された1260年前ごろは、何時代でしょう。
