〈 残雪を背に紅梅が舞う 〉房総紀行

 北総鉄道の千葉ニュータウン中央駅から北へ約
3km、鮮魚街道に沿って、松山下公園がありま
す。

 鮮魚街道は、江戸時代、利根川沿いの布佐と、
江戸川沿いの松戸を、結んでいました。
 銚子に集められた鮮魚は、川船に積み換えられ
て利根川を遡上し、関宿からは江戸川を下って江
戸へ至りました。
 この経路は、距離が長く、時間もかかります。
 そこで、利根川途中の布佐で馬に鮮魚を移し替
えて街道を急ぎ、松戸で再び川船に移し替えたの
でした。
 距離も時間も短縮できれば、鮮度を保った魚を
運べます。
 そこから、「鮮魚街道」という、地名を冠しない
珍しい街道名が、誕生したようです。

 松山下公園は、面積が約14万㎡と広大です。
 陸上競技場・野球場・テニスコート・・・のスポー
ツ施設が揃っています。
 それらの施設を見下ろせるような位置に、日だ
まりの丘があります。

 丘を上る途中に、紅梅の大木がありました。
 満開を過ぎて散り始めていましたが、残雪を背
景にして、色鮮やかな舞い姿でした。

松山下公園 雪に紅梅

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〈 上勝田第一アーチ橋 〉    房総紀行

 
 
       前回の問題 解答
 2022年より1400年前に、聖徳太子が死去しま
した。
 

 
        今日の問題 
 「鮮魚街道」は、何と読むのでしょう。
    

 
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