総堀の内側は三の丸、外堀の内側は二の丸、内堀の内側は本丸と、松本城は三重の堀によって守られています。
現存する堀には、清らかな水が湛えられています。
清らかである源は、湧水です。
扇状地は、山地を流れ下って来た河川が平坦部に入って運んできた土砂を堆積して形成されます。
その際、流水は堆積した土砂の下部を伏流します。
伏流してきた流水は、扇状地の扇端部で湧き出ます。
扇状地の扇端部に当たるのが、松本の街です。
松本の街は、「大通り十三街・町数凡四十八丁」とも、「親町三町・枝町十町・二十四小路」とも呼ばれて栄えてきました。
そのような城下町の繁栄を支えてきたのは、「蔵の井戸」を始めとする街のあちこちで今なお活躍している湧水でした。
〈 旧・開智学校 〉信州紀行 その七
〈 松本城天守閣 〉信州紀行 その六
前回の問題 解答
千葉市における降雪一日合計最高記録は、35cm(1984年1月19日)です。
今日の問題
松本の扇状地を形成し、総堀のすぐ南側を流れて四重目の堀の役割も果たしてきたのは、何川でしょう。
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