年間流出量が全国で第一位は、信濃川水系です。
年間流出量が全国で第二位は、阿賀野川水系です。
年間流出量が全国で一位と二位の二大水系が形成したのが、越後平野です。
この二大水系は、分流と蛇行を繰り返し、無数の潟(越後平野にある湖沼)と広大な低湿地を産み出します。
越後平野は、度重なる水害に悩まされ続け、無事に稲刈りできることは稀でした。
「田植えあって、稲刈りなし」と、言われてきました。
たとえ稲刈りができたとしても、品質は良くありません。
「鳥跨ぎ米」と、揶揄されてきました。
「鳥が啄ままないほどのコメ」との、評価を受けてきました。
やがて、信濃川水系の水量を越後平野に入る手前で日本海へ分流する工事が完成するなど、河川改修や土壌改良が進むと、評価は一変します。
越後平野は、日本有数の「米どころ」に大変貌を遂げたのでした。
『地中海東岸地方 アラブ・ユダヤの垣根を越えて 』 12月の開進学園だより
前回の問題 解答
能の『安宅』において、シテが武蔵坊弁慶であるのに対して、子方は源義経です。
今日の問題
阿賀野川水系における福島県側の本流名と、信濃川水系における長野県側の本流名は、何でしょう。
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