ヨルガオ一輪

 神無月・晩秋に入った夜の10時過ぎ、
真っ暗闇の中、妖艶な姿をした一輪が、
花開いています。
 ヨルガオです。

 緑の簾にするため、毎年購入してい
るヨルガオの苗を、今年は購入できま
せんでした。
 ある店に行くと「まだ入荷していま
せん」と告げられ、しばらくして別の
店に出かけると「入荷は終わりました」
と告げられ、結局あきらめなければな
りませんでした。

 このくやしい想いも、夏が過ぎ、秋
が深まるうちに、すっかり吹き飛んで
いました。
 そして、神無月一日(カレンダーでは
10月28日)の夜、毎年の夜の思い出とと
もに、初夏の顛末が甦ったのでした。

 それにしても、苗を植えていないのに、
よく育ったものです。
 昨年の種を実のらせる、逆境を克服す
る力のなせる技です。

ヨルガオ 2019 10
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

      前回の問題 解答
 大乾燥化に見舞われた700万年前のア
フリカで、従来からの生活圏(熱帯性森
林)に留まれたチンパンジーの仲間は
○○で、従来からの生活圏(熱帯性森林)
を去らねばならなかったヒトの仲間は
◎◎でした。

 ○○は勝者、◎◎は敗者です。

 

      今日の問題 
 次の三つの花言葉を合わせ持つ花は、
何でしょう。
   妖艶
   夜の思い出
   逆境を克服する力

 

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